あなたはダイエット中だけど、お酒は飲みたいし、おつまみも食べたいという葛藤と闘っていませんか?
私の本音を申し上げるのであれば、痩せる必要がある方は特に控えるに越したことはありません。なぜなら、アルコール摂取後に起こる低血糖が食欲の増加を促し、食後に甘い物が欲しくなったりラーメンなどが食べたくなったりして、結果的に食べ過ぎにつながりやすいからです。
そうは言っても、飲みたいときってありますよね。
ということで今回は、お酒を楽しむ日におススメしたいおつまみを紹介します。
おつまみにはこれから旬を迎える“枝豆”がおススメ!とその理由
ビールには枝豆が特に合いますよね!この相性の良さは嗜好に関わる部分だけでなく、実は栄養学的にみてもおススメの組み合わせなんです。
枝豆に含まれる必須アミノ酸のメチオニンはアルコールの分解を助けてくれるため、肝臓の負担を軽くしてくれます。
また、リン脂質のレシチンは肝臓に溜まった脂肪を分解する役目を担っていて、お酒で疲れがちな肝臓の働きを助けてくれるんです。
食物繊維も摂れるので、食後の急激な血糖上昇を防いでくれる効果も期待できます。
このように枝豆に含まれる栄養素はアルコールや糖質を代謝する肝臓をフォローしてくれますので、カロリーが高く糖質や脂質の多いスナック菓子やスイーツを選ぶより、”枝豆”がおススメです!
枝豆の豆知識
今や冷凍枝豆が主流かもしれませんが、旬(6月~9月)には生の枝豆を楽しむことができます。
新鮮な物だと豆の香りや味も濃く、より枝豆本来の美味しさを味わえるので食べない手はありません。
枝豆は大豆の未熟豆のことを指し、畑の肉ともいわれる大豆同様、エネルギーや脂質、良質なたんぱく質を豊富に含んでいます。
一方で、ビタミン類や食物繊維、CaやFeなどのミネラル分を多く含むため、分類としては豆類ではなく緑黄色野菜の仲間に属しているのも大き特徴と言えます。
それだけ栄養価が高いと認めれられているということですね。
美味しい枝豆の選び方と保存方法
美味しい枝豆を買うコツは
・枝付きでさやが密集している
・豆がふっくらしていて粒の大きさがそろっている、緑色が鮮やか
であるものを選ぶことです。
保存方法については
枝豆の美味しさは鮮度に左右されるので、購入後すぐに調理して食べるのがおススメ。ただし、保存したい場合はすぐ下処理をして冷蔵か冷凍で保存してください。
冷蔵(保存期間目安2日):ゆでる前にさやごと塩もみ→たっぷりの熱湯で3~5分→ゆでた後はすぐに冷まして冷蔵庫に入れる
※ゆですぎると栄養や旨みが湯に溶けだすため注意が必要です。ゆでたあとすぐ冷やすことで、余熱によるゆですぎを防ぐとともに色も鮮やかに保てます。
冷凍(保存期間目安1か月):さやから切り離す→生のまま塩もみして5分置く→軽く水で洗い流し水気をふき取る→保存袋に入れて冷凍庫に入れる
※食べるときは凍ったままゆでるor焼くでOKです。
枝豆を使ったプラス1品レシピ
枝豆は塩ゆでだけでも美味しいですが、焼くと旨味が凝縮し、じっくり火を通すと甘味がアップし美味しさが増します。
フライパンにオリーブオイルをひいて、鷹の爪とにんにくと一緒に焼くと
ペペロンチーノ風味の焼き枝豆になり、こちらもおススメの食べ方です!
お酒を飲む際は体が喜ぶ美味しいおつまみを選択して、適量を楽しむ、というように上手に付き合っていけると良いですね。
さらに、旬の食材を味わえば食卓がより豊かになります。
ぜひ、本日の記事を参考に日常に取り入れてみてください。
管理栄養士 西山