肩関節脱臼

肩関節脱臼(かたかんせつだっきゅう)とは?

スポーツや転倒などをきっかけとして、肩の骨の位置が正常な肩関節部分から完全にずれてしまっている状態を肩関節脱臼と言います。一度経験したことで何度も繰り返しやすくなることもあります。その状態を「反復性肩関節脱臼」と言います。

治療法

保存療法

治療では、まず骨の位置をもとにもどす整復を行います。

整復後の保存療法では、腕を固定して剥離した関節唇を圧着させて自然回復を待ちます。肩関節脱臼を起こさないようにするためには、リハビリテーションによるインナーマッスルの強化も有効です。

手術療法

整復操作を行っても肩関節脱臼が整復されない、もしくは整復されてもその後脱臼を繰り返してしまう場合には手術治療が選ばれます。手術では脱臼時に損傷してしまった、関節唇を固定しなおす関節唇形成術(Bankart法)などを行います。主に関節鏡を使った鏡視下手術を行います。

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